伍福園 -gohukuen-

樹木診断

弱った樹木を診察、分析をしたのち、専門器具などを使い検査をします。肥料や薬剤を使って治療します。当社には専門の知識を持った「樹木医」が公共の樹木に限らず、一般家庭の樹木の診断も行い、樹木の健康を管理しています。

樹木医

樹木医

私たち伍福園の企業使命は「緑を育み、人と街の縁(ゆかり)を育む」です。人々の生活に欠かせない緑を育み育て私たちの生活環境をより良くするために存在すると自負しております。その中で緑の専門集団でありたい、そんな思いから樹木医という資格に注目しています。樹木医は樹木の生理、生態から育苗、移植、病害虫、細菌、腐朽、土壌などを学んでいます。私たちは常々思っています。樹木が言葉を発せられたらと、しかし何も言いません。でも私たちは樹木と対話したいと思います。木々の声を聴き日々活動してまいります。

樹木医の仕事とは

CASE.1 箕輪町中曽根 エドヒガンザクラの保全作業

作業内容

1. 空洞部閉塞材の撤去
2. 整枝剪定
3. 支柱(二脚鳥居支柱)

作業前

樹齢1000年ともいわれる老木のエドヒガンザクラです。県の天然記念物に指定されています。

作業後

支柱も新たにして、剪定(枯枝除去)も行いました。作業前と比較すると、全体的にスッキリとしたのが分かります。

老木の根元です。空洞がいたる所にできています。表皮も薄く、壊さないように注意して作業を進めました。

空洞部閉塞材は、幹などの腐朽が現状より拡大しないように施工されるものです。今回は、15年程前に施工された閉塞材があり、ひび割れ等はがれ落ちる危険性があること、また近年の樹木医学では“腐朽部は閉塞せずに自然治癒(自ら防御層を作らせる)を進める”方向であることから、空洞部閉塞材を除去しているところです。二連梯子をかけて登るほど高いところにも空洞はありました。

高所作業車を使い、枯れた枝や絡んでいる枝の除去作業を行います。

空洞部閉塞材を除去してみると中に不定根(古木になると枯死した部分を補うように幹の途中から発生する根)が見られました。時にこの根が老木の支えとなることもあります。老木には重要な部位です。

二脚鳥居支柱を設置しているところです。設置の位置や方向を作業員の皆と決めます。支柱は、樹木自体が自らの枝や樹幹を支えられていない箇所に施します。新しく植栽した木にはよく見られますが、巨木や老木などにも施します。

高所作業車を使って高いところの枝にも支柱を設置しました。

CASE.2 箕輪町木下保育園 ケヤキの保全作業

作業内容

箕輪町の木下保育園の園庭に存立しているケヤキの保全作業
1. 空洞部閉塞材の撤去
2. 整枝剪定

樹齢1500年といわれています。県の天然記念物に指定されおり、県内でも有数の巨木です。

モルタルやブリキの蓋の閉塞材は、ひび割れ落下の危険性もあるので除去することになりました。

閉塞材の除去をしているところです。閉塞材は蓋をしてあるので、薄い部分は手動のハンマーで壊し、厚い部分は小型の電動ピックハンマーを使って壊します。高い所から、壊したモルタル片が落下するので上下作業で声を掛け合いながら作業します。

ブリキの蓋を除去するとラムズホーン(羊の角)が現れました。幹や枝が傷つくと木自体が自らその傷を治そうと樹皮を成長させ、塞ごうとします。その時の樹皮の巻き込みが羊の角に似ているので「ラムズホーン」と呼ばれています。

閉塞材の除去後、エアーコンプレッサーで空洞部の中を掃除しています。

30センチほどの大きな「サルノコシカケ」が発生していました。このきのこが発生していると幹の中が腐食している証拠です。古木には時々見られます。

下枝が重みで垂れ下がる傾向があります。保育園の入口の為、障害になり得る枝は剪定し、落下の危険のある枯れ枝の除去作業をしています。
このように、環境に合わせた保全を行うことも、私たちの仕事です。

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