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芝が夏場に枯れる原因

2023.07.29

本社の設計担当伊藤です。

連日の猛暑で皆さま体調などいかがでしょうか?

お庭の芝生も7月~8月にかけてこの暑さで、部分的に茶色くなることがよく発生します。

この夏場に芝生が茶色く枯れた様になる原因は、暑さともう一つ原因があります。

それは高温や乾燥が続く夏、芝生に大発生する害虫、スジキリヨトウムシ、シバツトガがあります。

これは日中撮影したスジキリヨトウムシです。通常は地中に潜って夜食害し行動ますが、日中35度を超す

猛暑日には日中でも地表で確認できます。昼間虫を確認できなくても、茶色い部分が日を重ねるごとに

広がってきた場合は、スジキリヨトウ、シバツトガの食害を疑ってください。コウライ芝、洋芝にも発生し

ますが特にTM-9(トヨタ芝)が好きなのか多く被害がみられます。

対処方法は、薬剤散布が効果的です。オルトラン、スミチオン等の殺虫剤を水で希釈して噴霧機または

ジョウロで、芝生全体(まだ緑の芝部分へも)へ散布すると被害はくい止められます。枯れた様に

なった芝は、または夕方水やりを9月頃まで行うと芽が出てきます。

この害虫は年に2回~3回発生します。大きな被害が7月末~8月、8月末に発生(南信州)し

ますので、それより少し前に専用の薬を散布して(フルスイング、スティンガー等)を芝生へ

散布すると写真の様な大きな被害は少なく抑えられます。

大切なことは、芝生を毎日観察していると小さな虫のかじった跡などが判断つくように

なるので、日々観察が大事です。

芝生の先端が少しささくれた様な、茶色のすじが全体にではじめたら夜芝生を電灯で

照らして観察してみるのも良いです。

夏場の芝生は、スジキリヨトウとシバツトガに注意してください。

 

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