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伍福園 市民ガーデニング講座第5回

2019.09.19

先週の12日にスイートガーデンにて「伍福園 市民ガーデニング講座第5回」の講座がありました。

元信州大学教授の藤田先生による座学と実技講座があり、毎月1回園芸について深い知識と市民レベルで出来る育苗の実技を学んでおります。

今回の座学では多肉植物の種類と栽培について講座があり、サボテン科は主に南北アメリカの原産であるが多肉植物の一種で、南アフリカを中心に全世界に分布していること、また信州でも地植え可能な日本原産の多肉植物(ベンケイソウ科のセダムやセンペルビナム属、セダム属)を教えて頂き、花壇の縁取りやグランドカバーとして利用方法について学びました。伊那市立病院の中庭でも藤田先生の指導のもと瓦チップ床にセダムを植えてグランドカバーとして調子良く育っているそうです。スイスの標高が高く寒い場所でもベンケイソウ科の多肉植物が育っていることから寒冷地でも利用が可能の様です。瓦チップ等雑草対策で弊社も敷いていますが多肉植物を植えることによりより楽しい景色ができます。その他球根の種類と栽培方法を学び信州では10月中旬に植えると良いそうです。

実技では7月に撒いたたビオラ種子の育苗状況を確認。毎回生徒さんに課題として自宅に持ち帰って頂き育苗し先生に生育状況を診て(チェックして)もらっております。

各家庭で環境や散水の状況が変わると、同じ一カ月でもここまで違うのかと皆さん笑ってお互いの苗を確認してどんな育て方をしたかなど話しが盛り上がります。こうしたことの繰り返しが園芸の技術を高めています。

実技講習では、6月スイートガーデン内花壇に苗を植えた状況を確認して、藤田先生より花管理について学びました。

花は植えたままでは間伸びしてしまい花付きも悪くなります。生長点を抑えて(ピンチする)、花がら等をとって管理することを学びました。(意外と植えたままで育てる方が多い)

花丈が揃うようにベゴニアを思い切って刈込みます。(花の種類によって変えます)

アゲラ―タムも左下の通り刈込ます。(生徒さんは花がもったいないと言いますが先生はさっさと刈り込んでいきます)

右上はヒルガオ科のイポメア。リーフがライムグリーンで美しい

 

手前にナスタチウム、奥がセンニチコウ

奥に草丈があるクレオメが風にそよいでいました。

夏の暑さに耐えて今頃が花壇の植物たちが過ごし易く見頃です。

第5回 市民ガーデニング講座でした。

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